パソコン版の LINE(ver 5.9.2.1753)で通話をしているとトーク(文字のメッセージ)の受信が大幅に遅れること(数分後とか)があります。場合によっては全く受信できなくなります。つまり、遅延が大きくなってリアルタイムな会話が成立しなくなってしまうのです。
これはどういう状況かというと、占いの通話手段に LINE を使用していて、私の方は音声のみで話し、相手はトークのみで話している時に起きる現象です。
お互いに文字のみのトーク(チャット)をしているときにはこのような遅延は発生せず、会話に支障が出ることはありません。
はじめは LINE の通信経路やサーバーに不具合があるのかと思っていたのですが、どうも原因はそれだけではないようで、パソコン版 LINE の仕様によるものではないかと思えてきました。
パソコン版 LINE の設定には「PC版を使用している場合はスマートフォン版への通知をオフ」というものがあります。その注意書きには「※PC版がロックモードの場合、または3分以上使用されていない場合は通知を再開」とあります。
これだけでは確証は持てないのですが、3 分以上パソコンの操作がない場合にはスマートフォン版に通知が行くことになり、パソコン版への通知は停止(オフ)になるということなのかもしれません。
私が音声通話をしている間はキーボードやマウスなどを使わない時間が長くなるので「パソコンは使用されていない」と判断されてしまうのかもしれません。実際に 3 分ほどでパソコンの画面上ではトークは停止したように見えて、スマートフォン(私の場合はガラホですが)の方に通知が届くようになります。
ガラホに通知が届いているのにパソコンには何も表示されないのです。
それで慌ててパソコンのマウスなどを適当に動かしてみるとトークが一気に届き始めたりします。これが原因なのはほぼ間違いないと思われました。
今のところ、この現象を回避できる手段や設定は見当たりません。仕様として受け入れざるを得ない状態です。
一般的な利用形態として片方が音声のみで片方が文字のみという通話パターンは想定されていないためにこのような問題が発生してしまうのだと思います。
最近になってやっとこの現象に気づいたのですが、占いの通話手段として「音声のみ+文字のみ」というミックス形態はそれほど珍しい事ではありません。以前から Skype 等では普通に行っていたことですが、Skype ではこのような現象は起きませんでした。LINE 特有の問題だと思われます。
Skype 等を使う場合でも、ほとんどは双方共に音声のみ、チャットのみという形態ですが、無料タロット占いの場合は例外的に私の方は音声とすることが必須条件となっていたので、「音声のみ+文字のみ」というミックス形態となることも多かったのです。
無料占いの通話手段は以前は Skype のみでしたが、最近になって LINE も導入したことでこの問題に気づくことになったというわけです。
スマホでの利用を主(スマホファースト)としている LINE の思想に基づく、いわば「おせっかい機能」なのですが、何とかならないものでしょうかねぇ。
私の方もパソコン版の LINE など使わずにガラホ(スマホ)の画面を見続ければいいのかもしれませんが、それではパソコンを使う利便性を失うことになってしまいます。
日本人が設計するアプリとかサービスって、どうも過剰な「おせっかい機能」のせいでかえって融通が利かず面倒なことになっているものが多いような気がします。「おもてなし」もやりすぎると迷惑ですよ。
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