Viber を使い始めてさっそく占いの依頼が入ったので音声通話をしてみたのですが、相手の声が聞こえなくて焦りました。相手にはこちらの声は聞こえているようでした。
相手は Android のスマホで、こちらはパソコン(Windows 10)です。
ああでもないこうでもないと試行錯誤に30分ほど費やしてしまいました。
最初はスマホ側のマイク入力(通話のパーミッションなど)に問題があるかと思ったのですが、私のパソコンの方で Viber の音声(オーディオ出力)の設定をしたら聞こえるようになりました。
Viber のオーディオ出力の設定は「デフォルトの端末」となっていましたが、それを現在使用中のオーディオデバイスに明示的に指定することで聞こえるようになったのです。
外国製のアプリって日本語名の「スピーカー」とかを認識できなくてたまにこういうことあるよなぁとか思ったのですが、どうも腑に落ちません。
そこで、Windows のサウンドの設定を確認してみたところ「既定のデバイス」と「既定の通信デバイス」が別々に指定されていました。どうやら原因はこれだったようです。
こういう設定が存在しているのは以前から知ってはいましたが、別々に指定してあると都合が悪い事の方が多いので常に同じデバイスに設定するようにしていました。
別々に指定した覚えはなかったので何でこんなことになっていたのか疑問でしたが、その原因も判明しました。
私は普段からサウンドデバイスを頻繁に切り替えて使っていたので、毎回先ほどの設定画面を開いて設定していましたが、それだと手間がかかるので最近見つけた簡易的な切り替え方法を何度か試していました。
簡易的にサウンドデバイスを切り替えるには通知領域のスピーカーアイコンをクリックすると出てくるメニューを使います。
ここでは「再生デバイスを選択します」と表示されています。ここで切り替えると「既定のデバイス」は切り替わるのですが、「既定の通信デバイス」は替わらずそのままになります。それで設定が別々になってしまったというわけです。
Viber の出力設定が「デフォルトの端末」となっている場合には通話の音声は「既定の通信デバイス」から出力されることになるようです。通話用にヘッドホンを接続していたのは「既定のデバイス」の方だったのですが、「既定の通信デバイス」が別のデバイスに設定されていると相手の声はヘッドホンから聞こえないということになってしまいます。
今回は Viber の設定で解決しましたが、そもそも OS 側のサウンドの設定で「既定のデバイス」と「既定の通信デバイス」を同じデバイスに設定しておけばこういうややこしい問題は起きないのです。
通信デバイスを別々に指定できるということも使い方によっては必要になることもあるかもしれないので、こういう機能が存在することは悪くはないと思いますが、ちょっとわかりづらいですね。
確認はしてませんが、たぶん LINE や Skype での通話でも同じような問題が起きると思います。そういう時はとりあえずサウンドデバイスの設定を確認してみてください。
パソコンって、いつになったら使いやすくなるんだろうねぇ……
ちなみに、Viber の通話の音質はかなり良いと感じました。LINE や Skype よりも綺麗に聞こえると思います。途切れることもほとんどありませんでした。
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