2015/04/17

SlideShare を利用して PDF 文書をウェブサイトに埋め込む

PDF 文書を作成する際に、スマホの縦長の画面でも読みやすいように PDF 文書のレイアウトも縦長の長方形(縦置き)にすることがあります。

縦置きレイアウト PDF 文書のサンプル
FILE103.pdf

上記のサンプルはパソコン等でダウンロードして Adobe Reader で開くと、横長の画面の場合には 2 ページ分を左右に並べた見開きレイアウトになります。画面が縦長のスマホでも横長のパソコンでも自動的に読みやすいレイアウトになるように設定してあります。

(Google Chrome などのブラウザに内蔵されている PDF 閲覧機能を使用する場合には見開きレイアウトで表示できないので、この文書の閲覧には適していません。)

ウェブ上で共有される PDF 文書の場合、通常はリンク先からダウンロードして端末内のアプリ等で開いて閲覧するのですが、SlideShare というウェブサービスを利用することでウェブサイトに埋め込んでウェブブラウザで直接表示させることもできます。

SlideShare は PowerPoint などのプレゼン資料を共有することができるウェブサービスです。PDF にも対応しています。

しかし、上記のサンプルのような縦置きの PDF 文書をアップロードしてみたところ、プレビューのレイアウトが文書の横幅に合わせて最適化されてしまうので、フルスクリーン表示にすると横長の画面ではどうしても見にくくなってしまいます。

SlideShare にアップロードした縦置きの PDF 文書
離婚することは悪いことではない(SlideShare)
(プレビューの右下のボタンを押すとフルスクリーン表示になります。)

上記のプレビューでは縦横のサイズを固定して縦長に表示させています。横長の画面のパソコンではあまり読みやすいとは言えないと思います。

一応スマホでの閲覧にも対応はしているようですが、操作性はいまいちで、わざわざウェブサイトに埋め込んでブラウザで閲覧させるメリットは感じませんでした。

スマホ向けに縦長の画面レイアウトでプレゼン資料を作成するという発想はまだ一般的ではないのでしょうね。

日本人の発想だと縦書きの電子書籍などを読む際にはスマホの縦長の画面をそのまま生かす使い方が多いと思うので需要もありそうな気もしますが、なんせ SlideShare は海外のサイトですから日本人の都合なんて眼中にないのでしょう。

そこでこのような縦置き&縦書きの PDF 文書を SlideShare にアップロードする際には横長の画面を想定して書式を変えて編集し直した方がよさそうです。

横置きに変換した PDF 文書がこちら
Tarot FILES #103(SlideShare)

これならフルスクリーンにしても読みやすくなります。ただし、スマホの場合には文字が小さくなりすぎて読みづらくなってしまう可能性があります。

ウェブサイトに埋め込むとこんな感じ
彼女の気持ちの変化 - Tarot FILES #103

スマホと PC のどちらでも読みやすいデザインというのは、なかなか難しいものですね。

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