以前はそういうことはなかったような気がするので、最新のバージョンになってからの問題ではないかと思います。現在私が使用している Firefox のバージョンは 15.0 です。
少し調べてみると、問題の発生している記事のスタイルシートに
word-break: break-all;という記述がある場合に禁則処理が無効化されてしまっているようでした。
この「word-break」というスタイルシートは文の改行の仕方を指定するもので、もともと Internet Explorer 独自の物だったようなのですが、最近になって Firefox もこれを採用したらしいのです。そのため、以前の Firefox では無効化されることを想定してこのスタイルシートが指定されていたと考えられます。
サイト制作者の想定としては IE のみにこのスタイルシートを指定したつもりが、意図せず Firefox でも有効化されてしまい、禁則処理のされない読みづらい記事が発生してしまったということだと思います。おそらく、IE の場合はこのスタイルシートが指定されていても禁則処理には影響がなかったのではないでしょうか。
さて、そこで本題ですが、この問題は将来的に修正されるのかどうかわかりませんが、一時的な解決方法としてユーザースタイルシートを使って強制的に「word-break」の指定を変更することにしました。
Firefox のプロファイルフォルダにある userContent.css というテキストファイル(なければ自分で作る)に以下の記述を追加しておきました。
*{word-break: normal !important;}これで、Firefox で表示するページ内のすべての要素において「word-break」が初期設定に戻るので、以前の Firefox と同様の表示に戻り、禁則処理もほぼ正常になるかと思います。
いずれにしても Firefox の日本語表示能力は IE に比べると貧弱すぎて悲しくなりますけどねぇ。IE の徹底した日本語対応は素晴らしいと思います。
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