2017/06/04

Windows 10 仮想デスクトップ

Windows 10 の仮想デスクトップという機能を今更ながら使ってみたんだけど、便利かどうかは微妙な感じだね。普段から活用してる人いるのかな?

仮想デスクトップにおける「デスクトップ」というのは、フルスクリーン表示を強制されている MDI アプリケーションの親ウィンドウのようなものと考えるとわかりやすい。そのデスクトップ内で起動される通常のアプリケーションやファイルのすべてが子ウィンドウということになる。

親ウィンドウとなる「デスクトップ」は複数起動することができて、それを切り替えながら作業をすることになる。

それのどこが便利なのか???

異なるデスクトップで別々の作業ができて便利というのが大半のサイトでよく見る説明のされ方だけど、確かにそれは理屈としては理解できないこともない。たくさんのファイルを一度に開いたりしてデスクトップがとっ散らかってしまうようなときには便利なのかもしれないと思った。

ところが実際に使ってみると、いちいちデスクトップを切り替えるためにひと手間増えてしまうわけで、効率は逆に落ちているような気もしてしまうのだ。わざわざデスクトップを切り替えなくても大量のファイルやアプリケーションを同時に開いて作業することはできるし、その方が早い。クリック数は明らかに増えているし、バックグラウンドのデスクトップの状態は全く把握できないというのも不便でしかない。どこにどのアプリケーションやファイルが開かれているのかということはすべて頭の中で把握しておく必要があるから記憶力の訓練にはなるかもしれない。

慣れの問題かもしれないのでしばらく使っているうちに効率のいい使い方もできるようになってくるのかもしれないけど、今のところは無理して使うほどのメリットは感じられない。

多分、一般のライトユーザーには不要な機能であって、よっぽどハードにパソコンを使いこなしている特殊な業種の極一部のユーザー限定の機能ということなのかもしれない。

一部のユーザーにとっては便利な機能であっても、それがすべての人にとって便利かというとそうでもないってことだよね。

とはいえ、私自身はどちらかといえばパソコンをハードに使いこなしている方の人間なので、もう少しこの仮想デスクトップを使い続けてみて便利な使い方を模索してみたいと思う。